miu-ohitorisama’s blog🌱𓂃 𓈒𓏸

おひとりさまとみゅう🐈♡の日常

私のGW〜本編②-2〜ドーム兄弟〜

f:id:miu-ohitorisama:20230707004822p:image

随分と時間が経ってしまいました

先日はちょうど【特別展】が終わって1週間経った時に、エミール・ガレの作品を、お気に入りだけご紹介しました

miu-ohitorisama.hatenablog.com

今回は【ドーム兄弟】の作品をご紹介します

〜お写真多いです^^;アール・ヌーヴォー好き過ぎて長いブログになりました( ̄▽ ̄;)〜

 

アール・ヌーヴォーは、エミール・ガレドーム兄弟が、ガラス工芸の分野で牽引した人物です!

f:id:miu-ohitorisama:20230707010227j:image

ドーム兄弟

花瓶《ガラス吹き》

1893年シカゴ万博博覧会出品モデル

フランス(1893-1894年)

北澤美術館蔵

ドーム兄弟の作品の特徴は

元々ガラス工芸メーカー一族として『ドーム兄弟』と呼称が定着している

f:id:miu-ohitorisama:20230707021713j:image

ドーム兄弟

アネモネ文化瓶

フランス(1900年)ドーム家旧蔵

降りしきる雪の中に浮かぶ赤い花

ドーム兄弟レシピ】

初期の作品はエナメルに夜作品が多く、1910年頃から、色ガラスの粉をまぶしてつける技法『ヴィクトリフィカシオン』を多様した

またガラス素地に絵模様を描いて、さらに被せる技法『アルチルカレール』

エミール・ガレも上記技法を使っていたが

1899年ドーム兄弟が上記技法の特許を取った


f:id:miu-ohitorisama:20230707023301j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707023305j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707025016j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707025012j:image

ガラスの向こうにひろがる初夏の花園

《花畠文角形花瓶(プレリアル)》

ドーム兄弟(1900年)

北澤美術館蔵

花瓶の下の緑色の所をよく見ると

浮き上がって見えた

まさに特徴的な技法『アルチルカレール』なのではないでしょうか


f:id:miu-ohitorisama:20230707025712j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707025706j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707025709j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707025715j:image

優しい色合いのスミレ

《すみれ文広口花瓶》

《すみれ文花瓶》

《すみれ文碗》

《すみれ文平鉢》

《すみれ文手付蓋物》

《すみれ文鶴頸小花瓶》

《すみれ文小水差》

ドーム兄弟(1905年)北澤美術館蔵


f:id:miu-ohitorisama:20230707032012j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707032021j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707032016j:image

花瓶に「ど〜ん」とインパクトのある作品

表側(1枚目)と裏側(3枚目)では表情が異なっていると思いました

ドーム兄弟

ひまわり文花瓶》(1907年)フランス

北澤美術館蔵


f:id:miu-ohitorisama:20230707032601j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707032608j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707032604j:image

左→《風雨樹林文広口花瓶

ドーム兄弟(1908年)フランス

北澤美術館蔵

f:id:miu-ohitorisama:20230707033748j:image

《蜘蛛に刺草》

蜘蛛がいてなんとも不気味な花瓶

そしてこの花瓶には、有名な作家ヴィクトル・ユゴーの詩句が刻まれています。

『我は蜘蛛を愛す、そしてイラクサを愛す。なぜなら彼らは嫌われ者だから。そして誰も彼らを許そうとしないし、わずかな願いでさえ裏切られ、むごい仕打ちを受けるからだ-V.H.》


f:id:miu-ohitorisama:20230707120817j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707120824j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707120827j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707120821j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707035937j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707035934j:image

f:id:miu-ohitorisama:20230707035931j:image

右→《けし文花瓶》

《シネラリア文花瓶》

ドーム兄弟1920年)フランス

真ん中→《シクラメン文小水差と杯

ドーム兄弟(1901年)フランス

左→《オダマキ文鉢》

ドーム兄弟(1900年フランス)

たなごころにおさまる、愛らしいガラスの器。すごく作品は小さいです

f:id:miu-ohitorisama:20230707041534j:image

ミニチュア木靴》

ドーム兄弟(1895-1914)フランス

北澤美術館蔵

最後が木靴〜

なにかカラクリかと思ったり…

可愛い木靴♡

 

最後に…

ドーム兄弟】と聞いてすごく力強い人のイメージでした。でもすごく繊細で優しい作品ばかりでした。私の大好きなアール・ヌーヴォー

ベルエポック(美しき良き時代)19世紀末〜20世紀初頭。フランスの産業革命が進み、消費文化も栄え、経済的にもパリが大変豊かな時代に、ヨーロッパ全土に大流行したアール・ヌーヴォー

日本では大正ロマンの時代。

ちなみにアール・ヌーヴォー(新しい芸術)は鎖国をやめた日本の文化ジャポニズムの影響をうけました。

フランスの絵画や家具、建築に至るまであらゆる工芸品のデザインに、日本の影響がみられるようになりました。

ガラス工芸の代表はエミール・ガレドーム兄弟

画家はアルフォンス・ミュシャ

f:id:miu-ohitorisama:20230707111200j:image

アール・ヌーヴォー代表する建物

パリ、オペラガルニエ(オペラ座

f:id:miu-ohitorisama:20230707112342j:image

皆さんご存知のサクラダファミリアアール・ヌーヴォーの代表する建物だそうです

日本で見られるアール・ヌーヴォー様式の建物は

f:id:miu-ohitorisama:20230707112240j:image

旧松本健次邸(北九州)

〜This is mediaより〜

f:id:miu-ohitorisama:20230707112319j:image

東京駅丸の内駅舎

〜This is mediaより〜

f:id:miu-ohitorisama:20230707112528j:image

私の大好きなグスタフ・クリムトアール・ヌーヴォーに影響を受けたひとりです♡

 

調べると奥が深くキリが無いので…

 

【(特別展)アール・ヌーヴォーのガラス〜ガレとドームの自然賛歌

については今回で終わりです

↓↓↓ドーム兄弟

f:id:miu-ohitorisama:20230707114327j:image

Wikipediaより〜

次回

【マルチ・アーティストの先駆者   ミュシャ展】についてまた描きたいと思います

 

 

 

それではまた…